kara1216_mathのなつやすみのにっき

私のなつやすみのにっきです。主に数学の話(読んだ数学書の進捗報告)をします(時々アニメと陸上の話もする)

はるやすみ(よんじゅうななにちめ)

10:30起床。ご飯を食べて大学に向かう。
 11:30大学着。天気も良く、チャリが気持ちよかった。その後、大学の図書館に向かう。そこでいくつかの借りようと思ってた本を探したけど見つからなかった。しょうがないのでふらふら散歩してたら、堀田先生の「加群十話」日比先生の「グレブナー基底」、Awodey「Category Theory」などが目についたので借りた。図書館散歩、色々な物が目につくのでとても楽しい。借りるのはどうせ無料だし、学生の特権ということで手当たり次第借りてきている。まあちゃんと時間を取って読んでるのなんてほとんどないけど、適当に目を通すだけで色々面白いので良いかなってなっている。気に入ったら購入すれば良いし。
そのまま、15:00まで、桂代数3の最後まで&2.1と2.2の復習をした。とりあえず作図問題のパート以外は一通り目を通して、前半の方は主要な主張とその証明は頭に入れたので春休みの最低限のノルマはクリアした。後はB3前期まで演習なり繰り返し本文を復習したい。ある程度読んだら永田先生の「可換体論」の三章以降(超越拡大や付値論、無限次元ガロア理論など)を読みたい。

 その後は、部活&数学系の先輩(現在M1)に会ってものを渡した後、色々数学のお話を聞いた。先輩は元々代数幾何をやろうとして、そこから今は多元環の表現論に切り替えたらしい。両方興味を持っている分野なので何故その分野を選んだのか?とかどんなことが面白いのか?とか色々話を聞いた。弊学では多元環の表現論を専門にしている教員は1人もおらず、院生にもほとんどいない(1人もいない?みたいな)らしく、かなり苦労しているみたいな話も聞いた。もし、そっち方面に行くなら大学院から別の大学に行く方が良いよみたいなアドバイスももらえた。他にも今自分が興味を持っている数学の話とかをしたり、色々貴重な時間だった。やっぱり人と数学の話をするのはとても楽しい。

 少し、大学内の坂を走って、それから帰ってきてから、桂代数3の2.2の続きをちょっとやって、それからアティマク9.1,9.2を読む。ある整域Aがその商体の離散付値環の時、それは次元1のネーター局所整域であること、逆に次元1のネーター局所整域が離散付値環であることの特徴づけをみたり、デデキント整域の素イデアル分解の一意性をみたりした。(具体例として、一意分解環や、各代数体に対する整数環の素イデアル分解の一意性とかをみた)
準素イデアル分解の辺りの話がある種の具体的な環にこのような形で応用されているのはなかなか面白いなぁなんて思いながら見ていた。

明日は朝から走って、午後は部の同期とフーリエ解析入門をよみ、その後元気だったら、系の同期とやる「環と加群ホモロジー代数的理論」の輪講の準備を少しする。